見学場所:トヨタホーム株式会社              平成30年8月29

部屋を組み合わせて、1日で屋根をつけるまでの作業を終らせる事ができる家の構造や、キッチンやドアなどの家の中の物も展示場では見ることができました。会議室の話ではトヨタホームの住宅の種類やその特徴を知り、住む場所に合った家を建てる事ができるのだなと思いました。

    (高校2年、男子)

住宅会社は初めて見学に行ったので、どれも新鮮なことばかりでした。まず、愛知県ではシンセの家が多いことを知りました。シンセは工場でほぼ完成状態なので、だいたい90日くらいでできるのだと聞いて、こんなに早くできるのだと思い驚きました。そしてトヨタホームがトヨタ自動車の技術を使ってサビにくい柱を作っているのを聞き、1つのことをいろいろな思考で考えることによって、使い方、工夫の仕方によって、さまざまなものが進化していくのだなと思い、感動しました。なのでいかに1つのことで終るのではなく、たくさんのパターンを作っていかなければならないんだなと改めて感じる事ができました。

    (高校3年、女子)

トヨタホームはトヨタ自動車の子会社ということもあって、自動車やITなど様々なテクノロジーが家に使われている事が分かりました。中でも自動車のナビから家にカギをかけたか確認できる機能は、家に戻る手間が省ける点では便利だけれど、車が盗まれたら危なそうだなと思いました。また、今まで家を建てるというと大工さんが1から少しずつ作っていくイメージだったので、ユニット工法のようなパーツを組み立てて作るという方法は、工場を多く持つトヨタだからこそ生まれた発想なのかなと思います。伊藤さんの話から、建築の会社でも色彩設計やパンフレットの監修など、美術の知識が活かせる仕事があると知ったので、いろんな事に興味を持とうと思いました。

(2浪、女子)

音声認識で作動する機械やカバンにカギを入れたまま開くドアなど、最新の住宅の設備に驚いた。 

    (社会人、男性)

流石トヨタの完全子会社というだけあって、最新のテクノロジーを取り入れて機能的な住宅を提供している。ユニット構造や内装も種類を限定し、シンプルにする事でコストダウンを実現し、幅広い層に支持されるデザインとなっている。反面、意匠面にこだわる顧客からすると、コストが大幅にかかってしまい使いづらそうだった。(株)サンゲツの見学でも感じた事だが、大会社では専門知識や技能を要する技能職の役割が、大方外注に出されており、社員には企画力やマネジメント力・交渉力といったいわゆる“コミュ力”が求められているように思う。それに対して美術を志す若者が自分の価値・能力をどうプレゼンテーションしていくべきか、考えていかなければならない。  

    (社会人、女性)